水道の水漏れが起こると生活に大きな支障がおこります。その一つが気が付かない間の水道代上昇、そして集合住宅の場合は、階下への漏水被害による賠償です。

水漏れ修理には、いくつか共通する水漏れ解消方法があります。まずは、そちらをご紹介します。

水道の水漏れが起こる原因5選

水道の水漏れには、原因がありますが家庭内で中でも水漏れの原因になりやすい5つご紹介します。

・ナットのゆるみ
・ゴムパッキンなどの部品の劣化
・水道自体の経年劣化、老化
・水道管自体の損傷
・排水管のつまり

上記の原因が家庭で水道の水漏れが起こる原因の中でも多いものです。やはり、長年水が流れていることで錆びも発生しますし色々な劣化が起こります。水道や配管の耐久年数は意外に短く7年から10年程度と言われています。

もしも、その年数を超えている場合は、劣化による水漏れが起こる可能性があると頭に入れておくだけでいざ発生した時にパニックにならずに対応する事が出来るので頭にいれておくと便利です。

キッチンなどでは、排水口に油や食事の残りかすが流れて詰まってそこから水漏れが発生する事例も多数あります。この様な事例が起きないように家庭で予防的に出来る方法をご紹介します。

水道の水漏れ修理に共通する予防法

水道の水漏れが起こらないように普段から出来る予防法をご紹介します。一番大切な事は、普段からご自分で定期的に点検をすることです。これをすることで急な水漏れに慌てないで済む確率が上がりますので是非お試しください。

具体的には、水道メーカーが急激に上昇していないかをチェックします。これは、特に目に見えない部分の水漏れに有効で大体のご家庭で敷地内にありご自分で確認する事が可能なので定期的に見ておくと良いでしょう。

どうやって確認していくかというと家全体の水道の流れを一旦止めてください。食洗機や洗濯機もお忘れなく全ての水道の流れを止めてしまいます。その後、メーターボックスを確認して水の量が増えていたらどこかで水漏れが発生しているということになります。

意外な場所では、トイレなどの配管部分から微量に水漏れしている場合もありその時に配管を手で触って水に濡れている状態であれば水漏れしている可能性が高いです。

見えない部分からの水漏れの場合は、確認箇所が決まっているのでそこをチェックしましょう。他にも、日頃から出来ることとしては、洗濯機、トイレ、お風呂場、キッチンの定期的な清掃が重要です。

洗濯機やお風呂場、キッチンの排水部分にゴミが溜まると水漏れに繋がることがあるので排水溝の掃除はしっかりと行う事で水漏れの確率を減らすことが出来ます。

キッチンの排水溝の詰まりをなくすためには、毎日ゴミを取り除いて排水溝に流れないようにする工夫や市販のパイプ洗浄剤やお湯を流すことで定期的なお手入れをすることです。

洗濯機については、給水部分の元栓は使わない時には閉めておくと常に水圧がかからずホースの劣化を遅らせることが出来ます。お風呂場のシャワーや水道部についても日頃から掃除する時にシャワーホースの劣化が無いかなどの確認をしておくと早めに気が付けて対策する事が可能になります。

水道の水漏れ修理に共通する解消法

それでもいざ、水漏れが発生してしまった場合はどうしたらよいのでしょうか。まずは、ご自分で出来る修理方法をおご紹介します。

まず、ご自分で修理できる部分は、大体目に見えている部分で水道部分や給水部分、また排水部などになります。

故障が多い部分である水道部分の水漏れの場合、まずはその周辺の止水栓を閉めてから原因を探ります。大体がパーツ交換などで済む場合が多いので内部を確認してから劣化がある場合、ホームセンターやネットでパーツを購入して説明通りに付け替えることで解消します。

交換用のパーツは、メーカーや型番によって異なるので違うものを買わないように注意しましょう。また、取り外してからどのパーツがどこに収まるか忘れないように修理前の状態をスマホで撮影しておくのもポイントです。

交換する際にあると便利な工具は、ドライバー、モンキーレンチ、水栓用締め付け工具、シールテープ、六角レンチ、歯ブラシ、タオル、バケツになります。また、硬い部分で怪我をすることがあるのでゴム手袋があると滑り止めにも安全面でも便利です。

排水部の詰まりによって水漏れが発生している場合は、まずはその詰まりの原因である異物を取り除く必要があるのですが大抵は、入り口付近の汚れを割りばしなどで取り除くことで解消する事も多いです。

次にトイレでの水漏れは、かなり大掛かりに水漏れする事が多く焦る方も多いですが実は、水道管のパイプ部分のナットが緩んでいたりする場合が多いのでその時は、そこを締め直すだけでも解消します。

それから、トイレタンク内が原因の水漏れの場合は、実は蓋を開けて内部の部品の位置を少し変えてあげるだけで治ることもあります。具体的には、フロートバブルと呼ばれる部品が横にずれていたりするといつまでも水が止まらないという事があるのでそこを正常の位置に戻してあげると正常に戻ります。

水道の水漏れ修理に共通する判断方法

上記の様な対策をしてもなお修理が難しい場合があります。その際は、ご自分でお手入れされるよりもプロに任せた方が良い事例があります。

基本的に、お風呂など水漏れが発生した状態でも家全体や階下への影響が少ない場所はご自分で対応しても被害は少ないですがすぐに家や階下への影響がある場所は、慎重に修理しておかないといけないと思います。

ここでは、プロに任せた方が良い状況をご紹介します。

まずは、天井からの水漏れです。こちらは、原因が分かりづらいケースが多く分かったとしても対策するのに非常に難しい場合が多いのでプロに任せるのが賢明です。

特に、天井部を通っている水道管の劣化や破裂によるものだと早急に対処しないと家全体に影響が及ぶので注意が必要です。

また、トイレの水漏れで床から漏れている場合や、キッチン排水でシンク下の排水管が破損している場合、洗濯機の排水部を綺麗にしても排水がうまくいかない場合などは、自分で手入れする事でその後悪化して逆に手間がかかる状態になる可能性が高いのでプロに任せた方が安心な事例です。